還暦や古希のお祝いに。金婚式に。父の日・母の日に。あるいは、日ごろの感謝を伝えたいときに。人生の歩みを一冊の本にして贈るという贈りものが、なぜその場面で喜ばれるのか。少し長くなりますが、じっくりお読みいただけたらうれしく思います。
節目の日に、私たちは何かを贈ります。花を、食事を、旅行を。どれもうれしいものですが、しばらくすると花は枯れ、食事の記憶は薄れ、写真だけが手元に残ります。では、その日にしか贈れないもの――何十年もの歳月そのものを、形にして手渡せるとしたら。
家譜(かふ)は、親御さんの歩んできた道のりを、手紙の質問に答えるかたちで少しずつ引き出し、写真とともに一冊のハードカバー本に仕立ててお届けするサービスです。あらたまってインタビューをするわけでも、上手な文章を書いていただくわけでもありません。「子どものころ、家の前には何がありましたか」――そんなやさしい問いに、ひとことずつ答えていく。それだけで、いつのまにか一代記ができあがっていきます。
できあがった本は、贈られた側にとっては「自分の人生が、こんなにも大切に扱われた」という驚きに、贈った側にとっては「知っているようで知らなかった、親のもうひとつの顔」との出会いになります。そしてその本は、いずれ子や孫の代へと受け継がれていきます。だからこそ、家譜は一度きりの記念の日にふさわしい贈りものになります。
ここからは、代表的な四つの場面について、なぜその日に選ばれるのかを、ひとつずつお話しします。
歳月そのものを、一冊に。
還暦は六十年、古希は七十年、喜寿は七十七年。長寿のお祝いとは、言いかえれば「よくぞここまで歩んでこられました」と、その歳月そのものをたたえる日です。ところが、いざお祝いをしようとすると、贈るものはたいてい「今」に向けたもの――ちゃんちゃんこや、赤い品、豪華な食事に落ち着きます。歩んでこられた道のりそのものに光をあてる贈りものは、意外と少ないのです。
家譜は、その歳月を一冊の本にします。生まれた土地のこと、子ども時代に見ていた景色、働きはじめたころの苦労と誇り、家族を持ってからの日々。質問に答えていくうちに、忘れていたはずの記憶が次々とよみがえり、答えるご本人自身が、いちばん楽しんでくださることも少なくありません。
本には、生まれた年から現在までの日本のできごとを年表として併録します。ご自身の歩みの隣に、世の中の移り変わりが並ぶ。すると一冊は、個人の記録でありながら、ひとつの時代を映す記録にもなります。お祝いの席の真ん中に置けば、ページをめくりながら、その場にいる家族みんなで思い出話に花を咲かせられます。
ふたりの歩みを、子や孫の代まで。
二十五年、あるいは五十年。ふたりで積み重ねてきた時間を祝う日は、当人たちにとっても、それを見てきた子どもたちにとっても、特別なものです。けれど、夫婦がどのように出会い、なぜ一緒になろうと決めたのか――そのいちばん大切な物語を、子の世代がきちんと聞いたことは、案外少ないのではないでしょうか。
家譜では、おふたりそれぞれの歩みに加えて、出会いのころのことや、暮らしてきた町のこと、支え合ってきた日々のことをうかがいます。「なぜその人を選んだのか」まで引き出す質問の設計だからこそ、ふだんは照れて語られないエピソードが、自然と言葉になります。プロポーズのときの話が初めて出てきて、家族が驚いた――そんなことも起こります。
暮らした町の写真や、若いころの一枚を一緒に綴じれば、ふたりの歩みは、孫の代まで残る一冊の記録になります。式の記念品としてはもちろん、離れて暮らすご家族それぞれの手元に残せるよう、複数冊やPDFデータでお渡しするプランもご用意しています。
面と向かって言えない「ありがとう」を、形にして。
父の日や母の日は、感謝を伝える日です。けれど、いざその瞬間になると、「ありがとう」の一言は、思いのほか口に出しにくいものです。照れくささや、日ごろの距離感が、言葉にする手前でためらわせる。多くの方が、そんな経験をお持ちではないでしょうか。
家譜は、その「言えなかったありがとう」を、別のかたちで手渡す手段になります。親の人生を一冊にまとめて贈るという行為そのものが、「あなたの歩んできた道を、こんなにも大切に思っています」という、言葉以上のメッセージになるからです。プレミアムなプランでは、お子さま・お孫さまからのメッセージを巻末に収めることもできます。面と向かっては照れて言えない言葉も、本のなかでなら、まっすぐに届けられます。
やり取りはすべて手紙とオンラインで完結するため、離れて暮らす親御さんにも贈れます。帰省がむずかしくても、気持ちのこもった一冊を、その日に間に合わせてお届けできます。
モノより長く、心に残るものを。
長年の勤めを終える日や、これまでの感謝をあらためて伝えたいとき。そうした節目には、記念の品を贈るのが習わしです。時計や、万年筆や、花束。どれも心のこもった贈りものですが、その人が「どんな時代を、どう生きてきたのか」までは、なかなか形にできません。
家譜なら、働きはじめたころの気持ち、選んだ道の理由、続けるなかで大切にしてきた信念までを、本人の言葉で残せます。ふつうの質問では「〇〇の仕事をしていた」で終わってしまう話も、設計された問いを通せば、「なぜその道を選んだのか」「何を守り抜いてきたのか」まで引き出されます。だから、読んで面白い一冊になります。
ご本人が、これからの世代に伝えたいことをつづるページを設けることもできます。歩んできた道そのものが、あとに続く人へのささやかな贈りものになる。モノは古びても、その言葉は、長く心に残ります。
「まだ早いかな」くらいが、
じつはちょうどいい。
これは、人生を締めくくるための本ではありません。ここまでの道のりを、家族で楽しくふり返るための本です。元気なうちにつくるからこそ、思い出話に花が咲き、完成した一冊はお祝いの席の真ん中に置けます。
ご予算とご希望に合わせて、3つのプランからお選びいただけます。ページ数や冊数、家族からの寄稿ページなどのオプションも、お申込み後にゆっくりご相談いただけます。まだ検討段階でも大丈夫。無料の資料請求から、お気軽にどうぞ。
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